大学ラグビー 菅平練習試合 日本大学vs京都産業大学のスクラム解説です。
jsportsで視聴できる試合になりますので、視聴可能な方は映像とあわせて読んでいただけると、わかりやすいと思います。数字はスクラムが起こった時間を表しております。
スクラム解説
14 京産
このスクラムは、両チームの距離が近すぎたためセットのし直しになりました。
セットしなおしたスクラムは、日大2番のセットコール前に足を下げてしまう反則となり、京産側にフリーキックが与えられました。フッカーの選手はセットコールがかかる前に足を下げて、相手に全体重をかけてはいけないことになっています。このルールは選手の首にかかる負荷を軽減させて、けがのリスクを下げる目的があります。
15 京産
このスクラムは崩れてしまいましたが、レフリーはプレー継続可能と判断して反則にしませんでした。
このスクラムでは、京産1番が日大3番に組み勝ち押し込むことができていました。日大3番は京産1番の圧に対してもっと胸で抑えることが必要だと感じました。京産1番から圧を受けて腰の位置が高くなってしまっているので、全身で低くなることが重要です。
26 日大
このスクラムは、日大側が押し込みながら日大9番がボールを出しました。
このスクラムでは、日大3番が京産1番を胸で抑えながら内側に切っていきました。この押し方をされると1番は内側を向いてしまい、相手に対して真っすぐ力を伝えることができなくなります。
34 京産
このスクラムは、ボール投入前に両チームとも崩れてしまったため、組みなおしになりました。
組みなおしのスクラムは、日大1番のスクラムを真っすぐ押していない反則によって、京産側にペナルティが与えられました。26分のスクラムで日大3番がしていた押し方を今回は京産3番がしました。このように3番が1番を胸で抑えながら斜め内に圧をかけると、相手の1番は体が横を向いてしまいます。
44 日大
このスクラムは、京産側のボール投入前にプッシュをかけてしまう反則によって、日大側にフリーキックが与えられました。京産はいいヒットができたのですが、止まることができませんでした。
49 京産
このスクラムは、ボール投入後に90度以上回ってしまったため組みなおしになりました。
組みなおしのスクラムは、日大側がヒットコール前に両チームの間の距離を詰めてしまう反則によって、京産側にフリーキックが与えられました。
53 京産
このスクラムは、日大1番がスクラムを真っすぐ押していない反則によって、京産側にペナルティが与えられました。このスクラムで、京産1番,2番が日大3番を押し込み、京産3番はそれについていくように内側にプッシュをかけました。この時に日大1番は正面に京産3番がいなくなり真っすぐ押すことができず体を横に向けてしまいました。
56 京産
このスクラムは、両チームの距離が近かったため、組みなおしになりました。
組みなおしのスクラムは、日大3番のスクラムを崩す反則によって、京産側にペナルティが与えられました。先ほどのスクラム同様に京産1番,2番が日大3番にプレッシャーをかけ押し込みました。日大3番はその圧に耐えきれずに崩れてしまいました。
65 日大
このスクラムは、ヒット後に両チームとも止まることができず組みなおしになりました。
組みなおしのスクラムは、ボール投入前に両チームとも崩れてしまったため組みなおしになりました。
組みなおしのスクラムは、京産側がヒットコール前にヒットしてしまう反則によって、日大側にフリーキックが与えられました。
76 京産
このスクラムは、日大18番のスクラムを崩す反則によって、京産側にペナルティが与えられました。
レフリーのコールから日大18番はヒットの瞬間に京産1番とのバインドが外れてしまい、その結果スクラムを崩してしまいました。おそらく日大18番は右腕を絞って京産1番にプレッシャーをかけようとしていたのだと考えます。
81 京産
このスクラムは、京産が押し込みスクラムが回りましたがレフリーは反則にはせずプレーを継続させました。レフリーはラストワンプレーだったため反則にしなかったのだと思います。本来であれば、日大側にスクラムを真っすぐ押していない反則が言い渡されてもおかしくないような状況でした。
おわりに
以上で大学ラグビー 菅平練習試合 日本大学vs京都産業大学のスクラム解説のすべてになります。この解説は1人のラグビーファンの一意見にすぎません。私と違った考え方や感想などがございましたら、ぜひコメントしていただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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