2022 大学ラグビー 菅平練習試合 早稲田大学vs帝京大学

大学ラグビー

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大学ラグビー 菅平練習試合 早稲田大学vs帝京大学のスクラム解説です。

jsportsで視聴できる試合になりますので、視聴可能な方は映像とあわせて読んでいただけると、わかりやすいと思います。数字はスクラムが起こった時間を表しております。

スクラム解説

6 早稲田
早稲田3番がバインドコール前に相手のジャージをバインドしようとしたことを注意を受け、組みなおしになりました。組みなおしのスクラムは安定して、早稲田9番がバックスにボールを出しました。このスクラムでは両チームともプッシュはかけずに次の攻撃と守備への動き出しを優先したように見えまた。

21 帝京
このスクラムは、両チームとも頭が上がってしまいレフリーがスクラム継続不可と判断し、組みなおしになりました。組みなおしのスクラムは、帝京1番のスクラムを真っすぐ押さなかった反則によって、早稲田側にペナルティが与えられました。帝京1番は早稲田3番に組み勝ったように見えたのですが、帝京2番,3番が前に出ることができず、スクラムが回ってしまったため帝京1番の体の向きがタッチラインに対して垂直になってしまいました。早稲田側は早稲田1番,2番が前に出たところに早稲田3番が上手く
ついていったことこのような結果になりました。

34 帝京
このスクラムは、帝京側のプッシュを早稲田側が受け止めたように見えました。ボールはレフリーのユーズイット後に提供9番がバックスに出しました。帝京のスクラムは低く、下から上え押し上げていくような押し方です。それに対して早稲田のスクラムは、強い姿勢を維持して相手を重さで押さえつけるような押し方です。

44 帝京
このスクラムは、帝京側がプッシュをかけましたが、フロントローの頭が上がってしまいそれ以上押せなくなってしまいました。レフリーによってはこのように頭が上がった状況で、押し込まれて頭が上がったほうに反則を出す場合もあります。しかし、この試合を担当したレフリーは反則にはしなかったので、帝京側は頭が上がらないように真っすぐ押すほうがもっとスクラムで優位になっていたかもしれません。試合中にレフリーの判断の特徴をつかんで押し方を変化させることができれば、スクラムを優位にできる状況を増やすことができます。

42 帝京
このスクラムは安定して、帝京9番がバックスにボールを出しました。スクラムが安定し、9番がプレッシャーのない状況で正確なパスを出すことができました。その結果、帝京10番もプレッシャーの少ない状況でキックをすることができました。

46 帝京
このスクラムは早稲田側がプッシュをかけましたが、帝京側はなんとか帝京9番がボールを出しました。
早稲田も帝京と同じように頭をあげながらプッシュをしているように見えますが、大きく違うところがあります。それは、3番が頭をあげていないことです。3番は基本的に相手1番を下に押さえつけるようにしながらプッシュをかけます。早稲田3番は早稲田1番,2番が頭をあげて押しているときも頭をあげずに真っすぐ押しています。そのため、早稲田側は帝京と同じように頭をあげているように見えても、前に押すことができています。

47 早稲田
帝京3番の頭をあげてしまった反則によって、早稲田側にペナルティが与えられました。
後半からレフリーが変わったことで反則の基準が変わり、前半では反則にならなかった頭をあ上げる行為が反則となりました。また、このスクラムでは早稲田側が前に出ていたので、帝京側の印象が悪くなり反則となったと思います。

51 早稲田
このスクラムは早稲田8番が直ぐにボールを持ち出しました。
早稲田8番がボールを持ち出す瞬間に早稲田1番が前に出たことで、帝京7番がスクラムから出るのが遅れ守備ができませんでした。そのため早稲田8番に対して帝京9番がタックルに行くミスマッチができ、早稲田側は大きく前に出ることができました。帝京側はこの攻撃で前に出られたことで守備の立ち位置がバラバラになり、次の早稲田の攻撃でトライをされてしまいました。このようにスクラムのちょっとした動きでもトライにつながることがあります。

56 帝京
このスクラムは、帝京側が少し押されながら帝京9番がバックスにボールを出しました。
このスクラムでの早稲田側のヒットはこの試合の中で1番よかったと思います。しかし、ヒット後前に出て止まった時に少し後ろに下がってしまったことで、帝京側に押し返す余裕を与えてしまいました。早稲田側は、ヒット後からボールが投入されるまでしっかりと相手に圧力をかけ続けていれば押し切ることができていたかもしれません。

57 早稲田
このスクラムは、最初のセットの段階で両チームの距離が近くなっていたためセットのし直しになりました。このスクラムは、はじめ早稲田が前に出たが帝京が押し返し、ボールを奪いました。このスクラムでは、早稲田側のフランカーが途中で押すことをやめてしまったことで押し返されてしまいました。帝京側のフランカーはプロップの姿勢が高くなっても姿勢を崩さずに押し続けていました。スクラムではフロントローがよく注目されますが、バックファイブ(ロック,フランカー,ナンバーエイト)の役割はとても大きいです。

64 早稲田
このスクラムは安定して、早稲田9番がボールを出そうとしました。
ボールが出る瞬間帝京9番が足を出しパスをカットしました。

68 帝京
このスクラムは安定して、帝京9番がバックスにボールを出しました。

69 早稲田
このスクラムは帝京側が少し押し込みましたが、早稲田9番が直ぐにボールを出しました。

83 帝京
このスクラムはヒットコール前に両チームの間のスペースがなくなったため組みなおしになりました。
組みなおしのスクラムも、ヒットコール前に両チームの間のスペースがなくなったため組みなおしになりました。組みなおしのスクラムは、ヒット後に両チームとも止まることができずに組みなおしになりました。組みなおしのスクラムは安定して、帝京9番がボールを出そうとしたところに早稲田9番がプレッシャーをかけました。

おわりに

以上で大学ラグビー 菅平練習試合 早稲田大学vs帝京大学のスクラム解説のすべてになります。この解説は1人のラグビーファンの一意見にすぎません。私と違った考え方や感想などがございましたら、ぜひコメントしていただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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